2006年06月24日

◎つんのめり症候群◎







この本の最終章で取り上げられている

《つんのめり症候群》

願えば必ずやかなえられると、やみくもに推奨されるポジティブシンキングの孕む脆さがこうした症候群を作るのだそうです。


ホドホド、に甘んじる事無く、常に前向きにあるべき、という意識が、価値観を狭め、適切な身の程を超えた目標を目指して心がつんのめってしまう、と。


競ったり、勝ち残ったりできない人のほうが圧倒的多数だし、地道に、ホドホドを、明るく生きる人生だって、ちゃんと尊いはずじゃないか、って。


うまく言えてないけど。


自己啓発系のセミナーを、私が苦手に感じる根っこの部分を言い当てられた気がしました。


あるがままを認め愛すること、己の分をわきまえて、守るべきものを守り、必要なものを手にする工夫と努力をする、そんな自然な生き方をすることさえ、困難な現代になっちゃったのかなぁ。


まとめきれてないけど。


考えさせられる一冊でした。


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Posted by のびのび at 01:34│Comments(0)読みもの
 
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